限局性皮質異形成(FCD)とは

胎児の脳が形作られる段階で何らかの問題が生じ、脳にさまざまな形成異常が生じることがあります。ごく小さな細胞配列の乱れの場合もあれば、脳全体の重度の形成異常までさまざまです。

限局性皮質異形成は、大脳皮質の一部分に限定して存在する形成異常です。

何も症状を出さないこともありますが、てんかんの原因となることがあります。頭部MRI検査で診断できる場合もありますが、軽度の限局性皮質異形成などではわからないこともあります。

確定診断は、手術で切除した病理部分を調べることで行われます。限局性皮質異形成によって引き起こされるてんかん発作は難治であることも多く、切除手術が行われる場合もあります。

「脳の形成異常」等の簡単な告知を受けている方でも、FCDの場合があります。詳しくは主治医にご確認ください。